イライジャ・バーク w/z シルベスター・ターカイ vs ヴィトー
試合前、リング上でアマチュア時代の実績を誇らしげに語るバーク。
しかし、観客からはブーイングさえもほとんど飛ばされないという有様。
ここまで拒絶反応を示されるというのも珍しい。
対戦相手のヴィトーが入場してくると雰囲気は一変。
なんとヴィトーはメイド服を着て登場したのです。
こうなると解説席のJBLも「ツンデレ」なのかと思えてきます。
Smackdownがアキバ系になってしまいました。
そして、あの退屈なバークの試合を見られるものにするのですから、ヴィトーの力は大したものです。
○バーク(ターカイの頭部への蹴りからカバーしてピンフォール)ヴィトー×
※急所頭突き→後頭部乱打→ターカイが頭部にフロントキック→バークがカバー
せっかくメイド服を着てきたヴィトーですが、ローブローと顔面蹴りのコンボを食らって連勝は止まってしまいました。
デイヴ・テイラー&ウィリアム・リーガル vs スコッティ・2・ホッティ&フナキ
おバカキャラまっしぐらだったリーガルですが、ここらで真面目モードになるようです。いつまで持つか分かりませんが。
キング・ブッカーに仕えることもやめたようで、王様(キング・ブッカー)は偽物だとまで言っていました。
リーガル卿を師匠と崇めるTAJIRIさんのコメントを聞いてみたい。
キャッチ・アズ・キャッチ・キャン(欧州流プロレスリング)の実力者デイヴ・テイラーを迎えてタッグを組み、気合いの入ったところを見せつけ、フナキ、スコッティの受けの巧さも手伝って、タッグマッチのお手本のような試合となりました。
テイラーは来日経験もあり、リーガルと組んで試合をしたこともあるようです。
参考:Super Grade TAG LEAGUE VI:
○テイラー(ダブルアームスープレックスホールド)スコッティ×
しかし、公式サイトを見たらこんなことが書かれてありました。
左膝の半月板損傷で3〜4ヶ月欠場だそうですorz
WWE: Inside WWE > News > Dave Taylor injured
アイ・クイット・マッチ チャボ・ゲレロ w/z ヴィッキー・ゲレロ vs レイ・ミステリオ
○チャボ("I Quit")ミステリオ
※逆さ吊りにして身動きできない状態にして椅子で乱打
とにかく試合を見るべし。言葉には表せません。
ディーバ・ダンス・コンテスト
司会は「ディーバ・サーチ」のミズ。
観客に"Hoorah!"の掛け声を要求したものの、帰ってきた言葉は"You suck!"でした。
日本人である私にはこの辺りの言語感覚は理解できません。
審査員は「ハウス・オブ・カーターズ」のニック&アーロン…って誰?
ダンスコンテストの出場者:
- クリスタル
- ジリアン
- ミシェル・マクール
- レイラ
- アシュリー
各自20秒の持ち時間で自由にダンスを披露するというルールで行われました。
全員の演技が終了した後、審査員が優勝者を発表…するはずでしたが、耳打ちされたミズが勝手に「優勝者クリスタル」と発表してしまいました。
ニック&アーロンは「違う、レイラだ」と抗議し、クリスタルとレイラの乱闘が始まりリング内は大混乱。
要するに毎度おなじみ乱闘オチです。
(余談)解説席のJBL(ジョン・ブラッドショー・レイフィールド)について
JBLの解説は、ジェリー・ローラーに比べると本音を交える割合が高いように思われます。
JBLは保守主義者キャラなのですが、そもそも素で新保守主義者であるとも言われています。
この「新保守主義」は、いわゆる(解任されたラムズフェルドなどの)ネオコンではなく、伝統主義と小さな政府志向)であるともいわれています。
経済番組にレギュラー出演していたり財テク本を出したりしている正真正銘の経済評論家なのですが、その辺りにリバリタリアニズムの匂いを感じます。
また、9.11直後のSmackdownにおける過激な発言もまた伝統主義者であることを伺わせます。
ただ、ブッカー評もそうなのですが、ファルークとも家族ぐるみの付き合いがあると言われているので、伝統主義者ではあっても黒人差別思想は持っていないようです。
そして、レスリングに関しても伝統志向で、ドリー・ファンクJrやジャック・ブリスコのスタイルを最上とする価値観の持ち主のように思われます。
フィンレーのプッシュやリーガルの本気モードも、JBLやアンダーテイカーのレスリング志向の影響なのかも知れません。