WWE選手権試合 スチール・ケージ・マッチ

(王者)ジョン・シナ vs エッジ(挑戦者)


○シナ(手乗せ体固めによるピンフォール)エッジ×
※シナの王座防衛
※D-Xに気絶されられたエッジをカバーしてのタナボタピンフォール


LPモードだと金網はつらい。ブロックノイズとにじみだらけで見づらいったら。
今回は珍しくシナへのブーイングがほとんど聞かれませんでした。カンザスの人間は田舎者だから単(以下略)
D-Xとケイド&マードックの介入もあり会場内は盛り上がりましたし、それなりに良い試合だったものの、シナ自身が何かしたわけではなく、試合をコントロールするエッジの頑張りで成り立っていた試合だったといえるでしょう。
エッジは良い試合を見せる為ならどんなに自分がつらくともハードな受け身を厭わない男です。
それに比べてシナときたら、試合の組み立ては相手任せ、技はろくに受けず、やることは毎度おなじみテンプレートレスリング。
どちらがプロフェッショナルとして上だろうかと考えた場合、比べるのも失礼なくらいエッジの方が上でしょう。
現在のシナを見ると、どうしてもアルティメット・ウォリアーやレックス・ルーガーを思い出してしまいます。
もっと試合の質を上げることを考えないと、いまに二人のような惨めな境遇に置かれることになるでしょう。
巧いレスリングを見せろとは言いませんが、ロックやオースチンのように少ない技で試合を組み立てられる先達がいる以上、真のスーパースターになるにはもう少し「見せ方」を考えなければなりません。
ハルク・ホーガンレスリングこそ下手でしたが、観客を乗せることにかけては達人の域に達していました(猪木のパフォーマンスを参考にしたようです)。
シナはレスリングも下手ですが、一番の問題は技を出すポイントをまるで考えていない間の悪さではないでしょうか。
はっきり言って、シナに比べたらHGやインリン様の方がはるかにまし、シナとの比較に相応しいのは和泉元彌くらいではないでしょうか。