ミスター・ケネディ&MVP vs 破壊兄弟

ミスターケネディの本日の計量体重:何とも驚きの241ポンド(約110kg)


MVPは前週の試合を仮病でサボった上、ケネディとケインの試合に乱入し、ケインを椅子で殴打しました。
激怒したケインは兄のアンダーテイカーとのコンビ「破壊兄弟」を復活させることを宣言。
(英語表記は"Brothers of Destruction"ですが、漢字表記の「破壊兄弟」の方が好きなのでこちらを使います。なお、キャラクタ上は兄弟となっていますが、れっきとした赤の他人です。)
正式なタッグチームとしては2001年以来5年ぶりの復活となります。


試合前から逃げ腰のMVPは、ちょっとだけ出てはすぐにケネディにタッチし、まともにやり合おうとしません。
たまに出てきて数発パンチを入れるものの、まったくダメージを与えられません。
ケネディは果敢に挑むのですが、この二人を相手に事実上の2対1ではさすがに勝ち目はありません。
ケネディとMVPが二人揃ってリング下に叩き落とされたところで、遂に勝負を諦めて入場口に向かって歩き始め、試合放棄同然のカウントアウト負けを選びました。


ところが、世の中そう甘くはありません。
入場ゲートまで歩いてきたところでT・ロングGMが姿を現し「試合放棄は認めない」と、GM権限で先の試合結果を無効とした上で「カウントアウト無し」で試合を再開するよう命じました。


MVPとケネディは二人で気合いを入れ直してリングに戻ったのですが、MVPがリングに飛び込むのを横目にケネディリングインせず。
MVPはケインとテイカーに一方的にいたぶられました。
ところが、MVPがカバーされてピンフォールを取られたらそれで試合は終わっていたのに、ケネディはなぜかカットに入ってしまい、試合を続けてしまいました。(いつもの癖でやってしまったのでしょうが後の展開を考えると不自然です)
それでも流れを変えることはできず、MVPがチョークスラムに捉えられたところで、ケネディはケインの背後から急所打ちを仕掛けてなんとかMVPを救出しました。
しかし、レフェリーがそれを見ていた為反則負けとなり、とりあえず試合を終わらせました。


ところが、世の中そう甘くはありません。
入場ゲートまで歩いてきたところでT・ロングGMが再び姿を現し「(破壊兄弟の復活という)大きな試合を組んだからには途中で投げ出すことは認められない」と、GM権限で先の試合結果を無効とした上で「カウントアウト無し、反則裁定無し」で試合を再開するよう命じました。


こうなるともう一方的な展開となります。
破壊兄弟は破壊の限りを尽くし、MVPをのしてのしいかにしてしまいました。
それでもケネディは何とか打開策を見いだそうと奮闘し、ケインの動きを止めることに成功すると、MVPと二人掛かりでようやく反撃を開始し、一時は破壊兄弟をダウンさせるところまで追い込みました。
しかし、MVPとケネディが観客にアピールしている間に二人はムクッと体を起こし、何事もなかったかのように立ち上がると、逆に二人並んでチョークスラムを決めてしまいました。
最後はアンダーテイカーがケネディを抱え上げ、ツームストーン・パイルドライバーを決めて“レスト・イン・ピース”


○アンダーテイカー(ツームストーン・パイルドライバーからピンフォールケネディ×