ウォリアーの世界

WWEでは昔から、喋り、入場、試合が同じくらいの比率で評価されるといわれてきました。ウォリアーの場合、喋り3:入場6:試合1くらいの評価だったかも知れません。
ウォリアーの喋りには勢いがありました。しかし、その内容は支離滅裂で、「本人も理解できていなかったと思う」(ジェリー・ローラー談)、「頭に浮かんだ適当なことを言っていただけ」(ブルックリン・ブロウラー談)等々、ここでは誰もが口を揃えて。「何と言っているのかは分かるが、何を言っているのか分からない」(竹下登さんのようですね)と評していました。
JR(ジム・ロス)は「字幕があれば一般人にも理解できただろう」と言っていましたが、そんな喋りを翻訳した斎藤さんや森本さんの苦労が偲ばれます。翻訳には翻訳なりの苦労があるということですね。
ファンの立場で見ていたジェリコは「勢いはあるが内容は理解できない。意味はよく分からないが、とにかくかっこいい感じだった」と話しています。
思い入れたっぷりに語っていたのはエッジとクリスチャン。「レッスルマニア VI」の喋りの内容を細部までよく覚えていたのに驚きました。彼らは「レッスルマニア VI」が開催されたトロント出身で、特にエッジは実際に会場でその試合を見ているはずなので、それだけ思い入れが強かったのでしょう。それこそテープが摺り切れるほどビデオを見返し、細部まで覚えたのだと思われます。でも、エッジの「腕に巻いたヒモが脳への血流を止めたのかも」というひどい言いようは…すいません、爆笑しました。
要するに、今の言葉で表現すれば「電波」というやつです。


そのものズバリの映像がありました。
YouTube - Ultimate Warrior Interview
おそらく「レッスルマニア IV」の対ハーキュリーズヘラクレス・ヘルナンデス)戦の時のものだと思われます