2007/2/20 ECW
at テキサス州ヒューストン
バックステージにて
マクマホン会長がいます。会長がECWの会場(他ブランドの間借りですが)に姿を現すのはこれが初。「今夜は変化がある」と、何らかのアクションを起こすようです。ビールを飲みながら新聞を読んでいるサンドマンに説教。そして「私の発言を楽しみにしてろ」と言い放ち、その場を立ち去りました。サンドマンは後ろからビールを吹き掛けたのですが、ストンコなら一言、二言言い返しているところなので、なんとなくヘタレな印象を受けました。
CMパンク vs マット・ストライカー
○ストライカー(ロープ掴み式エビ固め)パンク×バックステージにて
今度はトミー・ドリーマーに絡んでいます。「夢見る人(Dreamer)」の名前にケチをつけました。ロブ・ヴァン・ダム vs ハードコア・ホリー
激しい試合でした。何故このタイミング、この対戦カードでこんなに激しい試合になったのかは分かりませんが、両選手ともいつになく気合の入った打撃を打ち込み、試合後には両者ともボロボロになっていました。名勝負には程遠いものの、ゴツゴツとした男臭い試合でした。腰を痛めたボブは一度目のアラバマスラムに失敗したのですが、RVDを鉄柱にぶつけてフォローした後にもう一度アラバマスラムを決めてフォールを奪いました。細かいことですが、失敗しても後の展開が不自然にならないようにしようとする心配りが伺えました。
バックステージにて
会長、今度はボールズ・マホーニに因縁を吹っかけました。ビンス「マホーニー?アイルランド系か?」
マホーニー「あんたと同じ」
ビンス「貴様と私は似ても似つかない。貴様の先祖は北アイルランドの出身だ。あれは全く別の国だ。」
なんてことを言うのでしょうか。恐ろしい人です。
ビンス「名字はいいが下の名がどうもな。ボールズよ、貴様がタマを持っているか今夜明らかになるぞ。」
またんきネタですか。
エクストリーム・エクスポーゼ ダンスショー
ダンスが佳境に入ったところでマクマホン会長が割り込みました。何を考えているのでしょうか。あなたはRTCですか?マクマホン会長演説
会長はECWオリジナルを「Suck」呼ばわり。とうとう本気でECWを整理するつもりでしょうか?今のECWなら無くなっても惜しいとは思いませんが、それは“ECWオリジナル”がダメなのではなく、“WWECW”がダメなのです。ハマースタイン・ボールルームに集まった観客の、ジョン・シナやバティスタに対する大ブーイングがそれを証明しています。少なくとも、私が見たいのは“エクストリーム”、“ハードコア”であって、今のように去勢されたECWではありません。
それはともかく、会長は「今のECWに欠けているのはカリスマ性のある人物、並外れた身体能力を持つ者だ。飲んだくれや社会のはみ出し者は必要ない」と、スコット・ホールを批判しました(←違う違う)(←ヌルツッコミ)。要するに新しい人材をECWに入れるということのようです。
しかし、そこで紹介されたのは、なんとイライジャ・バーク。
ふざけてんのか。
バークの演説が一通り終わったところでECWのテーマ曲が鳴り響き、入場ランプからサンドマンが姿を現しました。続いてトミー・ドリーマー、ボールズ・マホーニー、サブゥーも加わり、寄ってたかってバークを痛めつけました。
マホーニーの連続パンチ、サンドマンのシンガポールケイン、ドリーマーのDDT、そして仕上げはサブゥーのアラビアン・スカルクラッシャー。
会長は苦虫を噛みつぶしたような表情で、ECWオリジナルを罵りながら引き上げました。
ECW選手権試合 (王者)ボビー・ラシュリー vs テスト(挑戦者)
前々日に試合放棄同然でカウントアウト負けを選んだテストがまた挑戦するという怪。いい加減すぎます(もっとも、真ECWも相当いい加減でしたが)。試合もグダグダでした。どうしたテスト?前週までの勢いはどこへ行った?
○ラシュリー(オクラホマスタンピートからピンフォール)テスト×
鐘の音が鳴って画面が暗転し、照明が点いたらいつの間にかアンダーテイカーがリング上に。まさかテイカーはECW王座に挑戦するというのでしょうか?
ラシュリーと睨み合い、椅子を持ってリングインしたテストを一蹴しただけで、王者に対するアクションは起こしませんでした。おそらくこの流れでしばらく引っ張るのでしょう。