2007/8/15 Smackdown

at カリフォルニア州フレズノ



バティスタ vs デュース

バティスタバティスタボムからピンフォール)デュース×

WWEクルーザー級選手権試合 (王者)ホーンスワグル vs ジェイミー・ノーブル(挑戦者)

PPV「グレート・アメリカン・バッシュ」のWWEクルーザー級王座争奪オープン戦において、なんとレプラコーン(妖精さん)のホーンスワグルが勝利し、新クルーザー級王者となりました。今回はその防衛戦。


リングアナのトニー・チメルが呼び込み、入場テーマが流れるも、ホーンスワグルは一向に姿を現しません。ノーブルはリング下に潜んでいるのではないかと疑って探すのですが、やはり見つかりません。癇癪を起こして実況席のMCとJBLに絡んだものの、その隙にホーンスワグルはリングに上がっていました。
両者が向かい合うと、その体格差はやはり圧倒的です。JBLは「ジェイミー・ノーブルがアンドレに見える」と評しましたが、アンドレとフナキが向き合ってもこんなに差はないと思われます。
試合序盤はホーンスワグルが引っかき回して優勢に進めました。ノーブルは力に物を言わせて強引に試合展開を変えましたが、攻撃を加えるたびにブーイングが飛び、なかなか試合に集中できません。
ホーンスワグルは場外に落ち、追いかけるノーブルを振り切ろうとリング下を回って逃げたものの、リング内に戻ろうとしたところで捕まってしまいました。ところが、振り切ろうと足をバタつかせたところ、靴がすっぽ抜けてしまい、足を引っ張っていたノーブルは勢い余って転んでしまいました。その隙にホーンスワグルがリング内に戻ると、レフェリーのカウントが10まで進んで試合終了。


○ホーンスワグル(カウントアウト)ノーブル×
※ホーンスワグル王座防衛



チャボ・ゲレロ vs ユージー

○チャボ(フロッグ・スプラッシュからピンフォール)ユージーン×

MVP&“マスターピースクリス・マスターズ vs マット・ハーディー&“ネイチャーボーイ”リック・フレアー

○マット(ツイスト・オブ・フェイトからピンフォール)マスターズ×

マーク・ヘンリー vs ジョバー君

○ヘンリー(ベアハグによるTKO)ジョバー×

GM執務室にて

“ダムおじさん”ことロン・シモンズがテディ・ロングGMの執務室を訪れました。どうやらテディが招いたようです。テディはシモンズに「クリスタルとの結婚式の付添人になってほしい」とお願いしました。シモンズは笑顔で"Damn!"と答え、テディとハグしました。どうやらこれで決まりのようです。
そういえば、WCWではテディ・ロングはザ・ドゥーム(ロン・シモンズ&ブッチ・リード)のマネージャを務めていたのでした。これまたえらくまた懐かしいネタを出してきたものです。

エッジ手術リポート

エッジは先々週のパーティでケインに襲われた際、左胸筋を負傷しました。それは当初考えられていたよりも重傷で、手術が行われることとなり、長期欠場を余儀なくされました。その結果、世界ヘビー級王座は返上となり、前週行われたバトルロイヤルを勝ち抜いたグレート・カリが新王者になるという想像を絶するカオス状態に陥ってしまいました。

ケイン vs デーブ・テイラー

○ケイン(チョークスラムからピンフォール)テイラー×

ジミー・ワン・ヤン&トリー・ウィルソン vs ケニー・ダイクストラ&ビクトリア

○ヤン(ムーンサルト・アタックからピンフォール)ケニー×

グレート・カリ 王座防衛祝賀会

新王者カリはPPV「グレート・アメリカン・バッシュ」の防衛戦にも勝利しました。まさにグレート(・カリ)がアメリカ(人の挑戦者)をバッシュしたわけです。文法メチャクチャですが。
インドっぽい音楽に乗り、インドっぽい衣装を着たダンサーが入場してきました。でも、全員白人に見えるのは気のせいでしょうか?そして、カリがベルトを高く掲げながら入場。
通訳の紹介に続き、カリ自らマイクを持ってファンの前で謝辞を述べました。でも、ヒンディー語だか何か英語ではない言語で喋っているので何を言っているのか全然分かりません。字幕も出ませんし。アメリカ人がタジリさんの日本語コントを見たときにはこれと同じような気分になったのでしょうか。
その後、通訳が喋りました。かいつまんでいうと「俺はインド人初の世界王者となり、インドの偉人に列せられるべき存在となった。マハトマ・ガンジーに匹敵する」ということのようです。非暴力非服従ガンジーとは対極の存在なのに。…そうか!ガンジーガンジーでも「ガンジーII」のことなんだ!
YouTube - Gandhi II
続いてパンジャブ・スタイルのダンスパーティー。カリのダンスが見たかったのに、軽くリズムに乗っているだけでイマイチでした。


ダンサーや通訳に祝福されて幸せそうなカリでしたが、この至福の時を邪魔する者がいました。バティスタがパーティーの最中に乗り込み、王座への挑戦を要求したのです。しかし、カリの答えは"No!"。怒ったバティスタはカリに殴りかかり、スピアーでふっ飛ばして強烈なアピール。その場で応戦しようとしたカリは通訳に止められ、不満そうな顔でしぶしぶ引き上げました。