2007/3/5 RAW

at オレゴン州ポートランド ローズガーデン



ビンス・マクマホン会長演説

20年近く前に開催された「レッスルマニアIV」及び「V」は、ドナルド・トランプ氏が所有していた「トランプ・プラザ」という会場で行われました。二人はその頃からの友人ですが、ここ最近は富豪同士の友情にひびが入っているようです。ここ数週間、マクマホン会長とトランプ氏の舌戦が続いてきましたが(ほとんど会長の独り相撲でしたが…)、遂にドナルド・トランプ氏が会場に姿を現しました。
トランプ氏は「レッスルマニアで君と対戦したい」と提案。しかし会長は「以前の試合で負った傷が完治していないので医師から試合を止められている」と拒否。そして代理人同士の試合を逆提案しました(「レッスルマニア2000」でもそんなことしていましたね)。トランプ氏は「代理人も立てるが、我々も試合に出る」と、あくまで本人同士の試合を望みます。
会長は「そんなに危険な賭けが好きなら言うなら金を賭けよう」と提案。しかしトランプ氏は「それでは芸がない。代理人を立て、負けた方が髪を剃ることにしよう」と逆提案。え?ヅラじゃなかったんですか?本人はあくまで地毛だと言い張っていますが。その提案を会長は拒否。
トランプ氏は「君は意気地なしだ。対戦はなかったことにしよう。忘れてくれ」と挑発。すると会長は「まだ何かたくらんでいるようだが、受けて立とう!」と、遂に対戦を受諾。「レッスルマニア23」において、両者の髪を賭けた代理人同士の試合が行われることになりました。

ジョニー・ナイトロ&メリーナ vs スーパー・クレイジー&ミッキー・ジェームス

○メリーナ(バックブリーカー→タイツ掴み式エビ固めによるピンフォール)ミッキー×

ユージーン vs グレート・カリ

○カリ(ネックハンギングボム→踏みつけ式体固めによるピンフォール)ユージーン×

ジェフ・ハーディ vs “マスターピースクリス・マスターズ

スターピースの入場が省略されるのが悲しい今日この頃。


○ジェフ(レッグロールによるピンフォール)マスターピース×



2007年殿堂者紹介

最初に“キング”ジェリー・ローラーがリングに上がり、紹介者として“ラウディ”ロディ・パイパーを呼び込みました。パイパーは2006年11月にホジキンリンパ腫が発見されて治療に専念していましたが、久しぶりにファンの前に姿を現しました。この病気はその性質から「完治」と判断することができず、常に再発の危険性はありますが、とりあえずは元気な姿を見せたことで安心しました。


自信も殿堂者であるパイパーが今年一人目の殿堂入りレスラーを紹介。
それはアメリカンドリーム”ダスティ・ローデスでした。
ローデスについての話は前にも書いたので省略します。
http://d.hatena.ne.jp/LosGringos/20061113
http://d.hatena.ne.jp/LosGringos/20061120


ローデスのスピーチの途中、突如ウマガが乱入しました。パイパーとローデスはスピーチを邪魔されて不満顔。パイパーはウマガを睨みつけたのですが、一旦リング下に降り、気を取られている隙にローデスが攻撃を仕掛けました。しかしこれは無謀で、逆に巨ケツを食らってしまいました。パイパーはパイプ椅子を持ち出して後ろから一撃を加えたのですが、これも通用しません。パイパー、ローデスと立て続けにサモアンスパイクを食らってしまいました。



カリート vs “ネイチャーボーイ”リック・フレアー

○フレアー(エビ固めによるピンフォールカリート×

バティスタ&ショーン・マイケルズ&アンダーテイカー&ジョン・シナ vs ミスター・ケネディ&MVP&エッジ&ランディ・オートン

RAW、Smackdown両ブランドのトップが集結することも珍しいのですが、テイカーが8人タッグに出るというのもまた珍しいことです。コーナーに立っているテイカーに違和感を感じてしまいました。普段はケインと破壊兄弟としてタッグを組むことがあるくらいで、大人数のタッグマッチに出ることはめったにありません。


HBK(スウィートチンミュージックからピンフォール)オートン×


HBKのスーパーキック誤爆未遂とオートンが誘った誤爆に怒ったテイカーは、試合終了後にHBKチョークスラムを仕掛けました。そこでなぜかシナが意味もなく割り込み、テイカーを殴りました。続けて関係ないバティスタにまで攻撃を仕掛けましたが、逆にテイカーのブート、バティスタボムを食らってKOされました。余計なことをするからです。自業自得。結局「二軍」のはずのSmackdownがRAWを圧倒し、シナはテイカーとの格の違いを見せ付けられる結果となりました。