2007/5/1 ECW

at ロードアイランド州プロビデンス



ビンス・マクマホン会長演説

番組冒頭からマクマホン会長がリングに上がって演説。
会長は「レッスルマニア」で受けた屈辱を晴らすことを誓いました。憎しみが向けられたのは、ストーンコールド・スティーブ・オースチンでもドナルド・トランプ氏でもありません。オースチンは映画の撮影で忙しく、トランプ氏は今や象牙の塔の住人だからです(意味は分かりませんが)。
復讐の対象は、トランプ氏の代理人、ECW王者ボビー・ラシュリー。そのラシュリーは来場していません。前日のRAWで暴行を加えられ、脳震盪を起こしたからだそうです。PPV「バックラッシュ」では、ラシュリーのECW王座防衛戦が予定されています。対戦相手は、“サモアン・ブルドーザー”ウマガ、会長の息子シェイン、そして会長自身です。会長は自分自身でECW王座を奪い取るつもりなのです。そして「ECW王座を奪った後も死ぬまで生き地獄を見せてやる、会長の坊主頭を見て笑った観客にも地獄を見せてやる」と宣言しました。

バックステージにて

ECWオリジナルのRVDとニュー・ブリードのイライジャ・バークが、それぞれの軍団にCMパンクを加えようと勧誘しています。パンクは「今夜中に答えを出す」と告げ、その場を後にしました。

トミー・ドリーマー vs ケビン・ソーン w/z アリエル

○ソーン(ダーク・キスからピンフォール)トミー×

CMパンク vs スティービー・リチャーズ

リングサイドにはECWオリジナルのサンドマンとニュー・ブリードのマット・ストライカーが陣取り、パンクの試合を見ていました。ところが、二人はリング下で口論となり、怒ったサンドマンがストライカーめがけてシンガポールケインを振り回したところ、ストライカーはダッキングでかわし、偶然そこに走り込んできたパンクに誤爆してしまいました。あれはどう見てもアクシデントです。パンクが二人の動きを見ながらロープに走ったように見えたのも、サンドマンの目がパンクの方に向いていたのも、あくまで偶然です。
その隙に乗じてスティービーはスクールボーイで丸め込んだのですが、なんとか体を入れ替えて逆に押さえ込んで難を逃れました。


○パンク(丸め込み合戦を制してピンフォール)リチャーズ×


サンドマンはパンクの元に歩み寄って詫びたのですが、パンクは納得していない様子でした。



エクストリーム・エクスポーゼ

週を追うごとにレベルアップしているエクスポーゼ。始まった当初は、まさかこのショーがこれほど質の高いものになるとは思っていませんでした。(アシュリーやキャンディスのような)ド下手なレスリングを見せられるより、こちらの方がよほど見応えがあるというものです。


ショー終了後、スニツキーが乱入してきました。ケリー、ブルックは逃げおおせたものの、レイラは逃げ遅れてしまいました。レイラは恐怖で硬直、まさに蛇に睨まれた蛙です。しかし、そこでボールズ・マホーニーが椅子を持ってスニツキーを襲撃した為、ようやくその場から逃げ出すことに成功しました。
マホーニーはスニツキーの脳天に椅子の一撃を加えたものの、ブート一発で逆にKOされてしまいました。スニツキーが一体何を企んでいるのか、現時点では何も分かりません。



ロブ・ヴァン・ダム vs “アルファメイル”マーキス・コー・ヴァン

○アルファメイル(ショルダーブロックからピンフォールRVD×


試合後、CMパンクが場内に姿を現しました。先ほど「今夜中に答えを出す」と言っていましたから、ニュー・ブリードとECWオリジナルのどちらを選ぶのか、ここで回答を示すつもりのようです。一旦ECWオリジナルの元に歩み寄り、ニュー・ブリードに向ってファイティングポーズを取りました。その後リングに上がり、ニュー・ブリードのそばまで近寄っていきました。しかし、そこで攻撃するわけでもなく、じっと立ち止まっています。いったいどちらを選ぶのでしょうか?


パンクの出した答えは、ニュー・ブリードでした。パンクはバークと握手し、ニュー・ブリードのメンバーに肩車されて笑顔でガッツポーズ。CMパンクがニュー・ブリードに加入し、勢力バランスはニュー・ブリード側に大きく傾くことになりました。