2007/5/15 ECW
at イングランド・ロンドン
控え室にて
ニュー・ブリードの控え室。メンバーが勢揃いしています。CMパンクはメンバーの前で、前週の失態(椅子をバークにではなくRVDに渡したこと)について謝罪しました。しかし、バークを無視してリーダーのように振舞ったことは謝罪を拒否しました。ソーン、ストライカー、アルファメイルとは笑顔で握手したものの、イライジャ・バークはシカト。すぐに「冗談だよ」と笑いながら肩を叩きましたが、冒頭から不穏な空気が流れていました。“サモアン・ブルドーザー”ウマガ w/z アルマンド・エストラーダ vs ボビー・ラシュリー
○ラシュリー(エストラーダ乱入による反則)ウマガ×控え室にて
バークはパンク不在の隙を見て他のメンバーと話し合いを持ちました。しかし、メンバーの目は冷ややか。「パンクを勧誘したのも、椅子を要求したのも、郵便ポストが赤いのも全部お前が悪い」とけんもほろろにあしらわれ、取り付く島もありません。これまでリーダーを自認していたバークですが、パンクが加入してからあっという間に立場が危うくなりました。ボールズ・マホーニー vs スニツキー
○スニツキー(ブートからピンフォール)マホーニー×エリミネーション・マッチ ECWオリジナル vs ニュー・ブリード
ECWオリジナル:ニュー・ブリード:
- マット・ストライカー
- “アルファメイル”マーキス・コー・ヴァン
- ケビン・ソーン
- イライジャ・バーク
ニュー・ブリードが1人多いため、バークは「パンクは座ってろ」と出場者から外しました。
×サンドマン(ローリング・ロック自爆→タイツ掴み式エビ固めによるピンフォール)バーク○
○RVD(ハリウッド・スタープレスからピンフォール)ストライカー×
×サブゥー(パウンスからピンフォール)アルファメイル○
○ドリーマー(ローブローによる反則)アルファメイル×
○ドリーマー(DDTからピンフォール)ソーン×
×ドリーマー(イライジャ・エクスプレスからピンフォール)バーク○
最後に残ったのはバークとRVD、一対一の決着戦。
バークが場外に転落し、RVDが追撃しようとしたところ、レフェリーに押し止められました。しかし、レフェリーの注意がRVDに向いている隙に、パンクがバークの背後から左ハイキックを放ちました。キックはバークの後頭部にヒットし、半失神状態に。RVDは起き上がれないバークを無理やりリングに押し込み、とどめの一撃を決めてピン。
○RVD(ファイブスター・フロッグ・スプラッシュからピンフォール)バーク×
パンクは試合後もまだ起き上がれないバークを抱え上げ、ゴー・2・スリープを決めました。これでバークへの裏切りは確定。他のメンバーとの関係はまだ分かりません。
現時点ではパンクの真意は図りかねますが、ECWオリジナルと結託してニュー・ブリードの内部崩壊を狙っているのか、乗っ取って自分がリーダーになろうとしているのかのどちらかだろうと思われます。いずれにせよ、パンクにとってはステップアップの大チャンス。ここで良い結果を残すことができれば、一気にトップ戦線に躍り出るかも知れません。
ところで、ストライカーはモンキーフリップを受け損ねて首を痛めたようですが、その後大丈夫だったのでしょうか?「ギリギリまで回転せずまっすぐ飛んで着地直前に回転して受身を取る」というやり方は、メキシカンの受身の名手にはよく見られるムーブですが、ストライカーの場合は少し危なっかしかったので、いつか失敗するのではないかと心配だったのですが…。