2007/5/22 ECW
at アラバマ州バーミングハム
ボビー・ラシュリーラシュリー演説
ボビー・ラシュリーは、PPV「バックラッシュ」において行われたECW王座の防衛戦に敗れ、タイトルを失いました。新王者はミスター・マクマホン。WWEのチェアマンがECW王者になったのです。まさに文字通りの"Backlash"(反動)。ラシュリーがリングに立って演説していると、アルマンド・エストラーダが車椅子に乗って登場し、マクマホン会長のメッセージをラシュリーに伝えました。
「ラシュリーにリターンマッチの権利を与える。但し、その試合までに以下の者には手を出してはいけない。ウマガ、シェイン・マクマホン、新ECW王者ミスター・マクマホン」
ラシュリーはリングを降りてエストラーダに詰め寄りました。「今、なんと言った?」エストラーダは「ウマガ、シェイン、会長に指一本でも触れたら再戦の権利を失う」と、先ほどのメッセージを繰り返しました。すると、ラシュリーは「つまり、俺が手出しできない相手は…お前の名前を言ってみろ。」あんたはジャギか。
エストラーダは「マイ・ネーム・エズ・アルマンド…」とまで言ったところで、重大なことに気がつきました。そう、「手出しできないリスト」には、エストラーダの名前は含まれていなかったのです。エストラーダのこわばった表情を見てラシュリーはニヤリと笑い、エストラーダの背後に回ると、車椅子を押して思い切り鉄階段にぶつけました。
CMパンク vs ケビン・ソーン
バックステージでは、イライジャ・バークがニュー・ブリードのメンバーに対し「今夜は俺に従え」と偉そうに命令しました。そして、ニュー・ブリードを裏切ったパンクに制裁を加えるべく、ケビン・ソーンを刺客として送り込みました。○パンク(GTSからピンフォール)ソーン×
※GTS=ゴー・2・スリープ、抱え上げて前に落とし、胸から顔面に膝を当てる技
エクストリーム・エクスポーゼ
バックステージにて
バークはソーンに向かって「あの場で負けるのはお前しかいない。他のメンバー、いやアリエルでも勝てた」と罵倒。ソーンは激怒して「お前らがそんなに薄情だったとはな。俺は辞める」と、ニュー・ブリードからの脱退を表明しました。マット・ストライカー&マーキス・コー・ヴァン vs メジャー・ブラザーズ(ブレット&ブライアン)
マイナーなのにメジャー・ブラザーズ。すいません小ネタです。OVWから昇格したばかりのようで、入場シーンもありませんでしたが、これから売り出していくようです。ちなみに本当の兄弟ではなく、いわゆる「レスリング・ブラザーズ」だそうです。
WWE: TV Shows > ECW > Superstars > Brett Major
なんと、ストライカーは新人からクリーンフォールを奪われてしまいました。バークはストライカーに向かって「ニュー・ブリードに加えてやった恩を忘れたのか!俺に恥をかかせやがって!」と罵倒。
ビンス・マクマホン会長演説
新ECW王者となったミスター・マクマホンがECWのリング上でベルト姿のお披露目。「私の戴冠に不満があるものがいるようだが、それならここに来て私の目の前で言ってみろ」と、ECWオリジナルのメンバーを呼び出しました。最初に発言したのはRVD。「お前はECWを葬った。お前がベルトを巻くことはタイトルへの冒涜だ。ベルトは選ばれた者のものだ。」と発言。しかし会長は「そう、私がその選ばれた者だ。」と意に介しません。
サブゥーはノーコメント。
サンドマンは「目を凝らして真ん中の指を見ろ。」意味が分からなかったのですが…。
最後はドリーマー。「これがお前の考えるECWの復活か?ファンの要望はECWだ。お前の出る幕じゃない。小切手を切るのはお前だとしても、俺のギャラを払っているのは視聴者たちとここにいるファンだ。ファンはお前と違ってECWの魂が分かっている。」観客の反応はまずまずでしたが、現にECWが盛り上がっていない以上、今ひとつ説得力がありません。
4人が束になっても会長の存在感には遠く及びませんでした。ECWオリジナルの力はこんなものなのでしょうか?
会長が「私と一対一で闘いたいものはいるか?」と問うと、そこにいた全員が名乗りを上げました。そこで会長は「来週私と闘う者をここで決めよう。貴様ら4人が今ここで『4WAYダンス』で闘え。その勝者が来週一対一で私と闘う。」と、ECWオリジナル内での潰し合いを命じました。
4WAYダンス(ECWルール) ロブ・ヴァン・ダム vs サブゥー vs サンドマン vs トミー・ドリーマー
○RVD(ファイブスター・フロッグ・スプラッシュからピンフォール)サンドマン×その結果、次週はミスター・マクマホン vs RVDのECWタイトルマッチが行われることに。