2007/8/6 RAW

at テキサス州コーパスクリスティ



オープニング

突然、トリプルHの入場テーマ"King of Kings"が鳴り響きました。会場内は一時騒然とし、そして全てのファンが我らがハンターさんの入場を大歓声で迎えました。…いや、迎えようとしました。
出てきたのはなんと“キング”ブッカー。会場内はすさまじいブーイングに包まれました。これだけブーイング一色になったのは久しぶりかも知れません。この悪ふざけがどれだけファンの神経を逆撫でしたか分かっているのでしょうか?
ブッカーは「“キング”はただ一人。今後、俺以外の者が“キング”の称号を使うことを禁じる」と一方的に宣言。そして実況席のジェリー・“ザ・キング”・ローラーにも絡み始めました。ブッカーはローラーに「キングの称号を使うな」と要求し、ローラーは「俺は30年以上キングを名乗ってきた」と一旦拒否したものの、しつこく絡み続けるブッカーに根負けして「キングを名乗ることはやめる」と言ってしまいました。
しかし、調子に乗ったブッカーに「服従の証を見せてもらいたい。俺の指輪にキスをしろ」とまで要求されると、さすがにそれは拒絶しました。腹を立てたブッカーはローラーに襲い掛かったものの、黄金の拳で撃退され、諦めて引き上げました。これからもジェリー・ローラーは“キング”です。

IC王座挑戦者決定戦 4WAYイリミネーションマッチ ジェフ・ハーディ vs シェルトン・ベンジャミン vs サンティーノ・マレラ vs ウィリアム・リーガル

○リーガル(顔面蹴りからピンフォール)マレラ×
○ジェフ(ツイスト・オブ・フェイトからピンフォール)リーガル×
○ジェフ(ジャックナイフによるピンフォール)ベンジャミン×
※ジェフがインターコンチネンタル王座挑戦権を獲得

スニツキー vs バル・ビーナス

○スニツキー(パンプハンドル・スラムからピンフォール)バル×

ランディ・オートン vs コーディ・ローデス w/z ダスティ・ローデス

試合前、キングがPPVで行われるオートン vs ローデス「テキサス・ブルロープ・マッチ」のルールを説明しました。簡単に言えば、対戦する両者をカウベルの付いたロープでつないで戦うというものです。しかし、通常このルールでは「4つのコーナーに連続してタッチする」ことで試合が決まるはずですが、キングの説明では「ピンフォールまたはサブミッション(ギブアップ)」とのことでした。


コーディはTVマッチデビュー戦となります。デビュー当時にパパと一緒に出てきた2世レスラーといえば、デビッド・サンマルチノやデビッド・フレアーがそうですが、いずれも三流止まりでした。本当に才能があるなら、オートンのように一人で出てくるはずです(パパが出てきたのはデビュー後しばらく実績を積んでから)。その意味でもコーディはさほど期待されているとは思えません。


○オートン(RKOからピンフォール)コーディ×



メリーナ vs ミッキー・ジェームス

○メリーナ(回転ギロチンドロップ?から開脚式体固めによるピンフォール)ミッキー×

カリート vs サンドマン

(リーガル乱入による無効試合


リーガルとカリートが二人がかりでサンドマンに暴行を加えていると、“ハックソー”ジム・ドゥガンが救出に入りました。サンドマンシンガポールケイン(竹刀)、ドゥガンは2×4(ツーバイフォー、角材)を手にし、これではさしものリーガルとカリートも引き下がらざるを得ません。リーガルの顔芸も見られたし、満足満足。



ミスター・ケネディ vs スーパー・クレイジー

噛み合ってないなぁ…。ひどい試合でした。ケネディはクレイジーの変則的な動きに相当戸惑っていたようです。まだまだ経験不足ということでしょう。


ケネディ(リバース・スーパープレックスからピンフォール)クレイジー×



WWE王座戦 調印式

PPV「グレート・アメリカン・バッシュ」にて行われるWWE選手権試合の調印式。
挑戦者はボビー・ラシュリー、王者はジョン・シナ


番組中、同試合の前振りが鬱陶しくて仕方ありませんでした。
TNAのPPV「スラミバーサリー」のメインは本当に素晴らしい試合でした。WWE王者にあれだけの試合ができるでしょうか?できるわけがありません。WWE王者はラダーから相手を突き落とすことはあっても自分は転落しない男です。
こんなのがいつまで無敵の王者扱いされているのか。いい加減頭にきました。


トニー・シャバーニ「向こうのPPVのメインではジョン・シナが勝ちました。ワァーオ」


PPVをご覧になる方は別の試合を楽しみにしてください。