2007/10/22 RAW

at オハイオ州クリーブランド



マクマホン会長演説

謎の男3人がリング上にいます。会長によれば、それぞれレスリング、ケンポーカラテ、スモーのチャンピオンだそうです。
会長はその3人を相手に闘おうというポーズを見せました。しかし直前で取り止め、彼らを相手に闘う人物を呼び出しました。
出てきたのは、PPV「ノー・マーシー」でトリプルHと闘う予定の“サモアン・ブルドーザー”ウマガ。
ウマガは3人をあっという間に倒し、レスリングとカラテに連続巨ケツ、そしてスモーにはサモアン・スパイクを決め、最後にカラテカサモアン・ドロップで叩きつけてKOしました。

ブライアン・ケンドリック&ポール・ロンドン&ジェフ・ハーディー vs シェルトン・ベンジャミン&ランス・ケイド&トレバー・マードック

ロンドンの「エプロンサイドからのシューティングスタープレス」にはたまげました。それに刺激されたのか、ジェフのスワントーンもいつも以上に高く跳んでいました。


○ジェフ(スワントーン・ボムからピンフォール)ケイド×



ランディ・オートン インタビュー

シカゴのスタジオからオートンが生出演。「興奮状態のシナと顔を合わせたくない」とのことで来場しませんでした。PPVではジョン・シナと「ラストマン・スタンディング・マッチ」で闘います。

コーディ・ローデス vs ハードコア・ホーリー

ホーリーアラバマ・スラムからピンフォール)コーディ×

ベス・フェニックス インタビュー

ベスはリリアンに向かってこう要求しました。「PPVの女子王座戦で私が勝つのは分かりきっているから、今すぐこう紹介して。“グラマゾン(女戦士)は新WWE女子王者です”と」
それを受けてリリアンは「皆様、こちらが新WWE女子王者、“女戦士”ベス・フェニックスです!」とアナウンスしました。
しかしその後がいけない。思わず「キャンディスに勝てると仮定しての紹介よ」と口走ってしまいました。ベスは“勝てると仮定して”という表現にカチンときたようです。ベスはリリアンを呼び止めると「リリアン、来週火曜日にアルバムを発売するんでしょ?どうやって宣伝するのか見てみたいわ。その潰れた喉でね!」と、突然リリアンの喉を掴んで潰しにかかりました。危ういところでしたが、キャンディスが救出して事なきを得ました。


とりあえず、リリアン、アルバム発売おめでとう!
女子王座戦の前振りというよりリリアンのアルバムの宣伝でしょうか?
Lillian Garcia
(多分公式サイト)
(音が出ます)



ミスター・マクマホン vs トリプルH

特別レフェリー:カリート


会長は序盤から逃げ腰。すぐにロープブレイクしたり、リング下を逃げ回ったりでまともに組み合おうとしません。
トリプルHはリング下まで追いかけてようやく会長を捕えましたが、レフェリーのカリートに妨害されて思うように攻撃できません。業を煮やしたトリプルHが会長にローブローを加え、カリートを殴ると、すぐに反則の裁定が下されました。


○マクマホン(反則)トリプルH×


試合後、ウマガが乱入してきました。ウマガの圧倒的なパワーにさしものトリプルHも押され気味。攻撃を加えてもまるで効いていないようです。
ウマガは巨ケツを食らわせ、更にサモアン・スパイクを決めようとしたのですが、そこでカリートが勝手に攻撃してしまい、自分の手で止めを刺すことができませんでした。邪魔されて憤慨するウマガの剣幕に押され、カリートは謝りながら引き上げていきました。
その間にトリプルHがリング下からハンマーを持ち出してきました。しかし、ウマガはそれを見ても怯むどころか受けて立つ構えを見せました。このまま直接対決かと思われたのですが、会長がウマガを制したためにこの場での衝突は回避されました。



ミッキー・ジェームス vs メリーナ

○ミッキー(サムソンクラッチ?によるピンフォール)メリーナ×
※リング下から顔を出したホーンスワグルにメリーナが気を取られている隙に丸め込み

ジョン・シナ vs ミスター・ケネディ

○シナ(STF-Uによるタップアウト)ケネディ×


試合後、シカゴにいるはずのランディ・オートンが乱入し、シナにRKOを決めました。オートンは更に場外でシナを徹底的に痛めつけ、放送席にRKOで叩きつけて完全KO。そして立ち上がれないシナの真横で10カウントを数えました。PPVでのラストマン・スタンディング戦に向けた強烈なデモンストレーションです。



試合中、野太い声で「レッツゴー・ケネディ!」コールが起き、それに対抗するように黄色い声で「レッツゴー・シナ!」コールが起きていました。
それを聞いて確信しました。


ジョン・シナ亀田興毅は似ている。(さすがに大毅扱いするのはシナに失礼)


両者の類似点。

  • 態度が大きくて汚い言葉を使う若造
  • 実力が伴わないのに過剰にプッシュされている
  • 女性には人気があるがマニアには人気がない
  • 自分は危険な攻撃をするが相手の攻撃は避ける

最後のは補足しなければなりません。シナは「体を張る」ということをしないのです。
この日の最後の乱闘にもそれは表れていました。オートンがシナを鉄階段に叩きつけようとしたとき、シナはわざと立ち上がらずに投げられるのを回避しました。モニタで殴りつけられたときも手でガードしていました。最後の放送席上でのRKOでもシナの頭は机に当たらず、オートンの方が背中を思い切りぶつけてしまいました(かなり痛そうでした)。攻撃しているオートンの方が体を張っているという矛盾。それに、こんな中途半端な攻め方ではオートンの残忍さが表現されません。シナがボコボコにされるのを喜んで見ていたというのに、これでは興ざめです。
自分ではリスクを追わず、しかも実績ある相手を噛ませ犬扱いするようでは嫌われて当然です。


日本のアンチ亀田と米国のアンチ・シナは似たようなメンタリティではないでしょうか?