2007/11/5 RAW
at グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国 ロンドン
オープニング
イングランド出身のRAWゼネラルマネージャ、ウィリアム・リーガルの演説。ロンドンっ子に「リーガル!」コールで迎えられ、リーガルは珍しく上機嫌です。PPV「サイバー・サンデー」を控え、WWE王者ランディ・オートンは「挑戦者は視聴者の投票によって決められる。だからその参考になるよう、挑戦者候補のジェフ・ハーディー、ミスター・ケネディ、ショーン・マイケルズをトリプルスレットで対戦させろ」と要求しました。しかし、リーガルはそれを逆手に取って「オートンに候補者3人とそれぞれシングルマッチをやってもらう」と、オートンに過酷な三連戦を行わせました。
ジェフ・ハーディー vs ランディ・オートン
○オートン(RKOからピンフォール)ジェフ×※スワントーンを狙ったジェフをケネディが牽制し、その隙にオートンが撃墜、その後RKO
サンティーノ・マレラ w/z マリア vs バル・ビーナス
マレラがイタリア語で挨拶して軽くブーイング。その後イタリア語訛りで英国をこき下ろすも反応は鈍く、嫌われてすらいないという小物ぶりを露呈しました。○マレラ(ロープ掴み式エビ固めによるピンフォール)バル×
GM執務室にて
リーガルと会長との会話。リーガルは美しい英語で「トリプルエイチ」を「トリプルヘイチ」、「ウマガ」を「ウマンガ」と発音します。ミスター・ケネディ vs ランディ・オートン
(ジェフ乱入により無効試合)先ほどの報復にジェフが乱入して試合をぶち壊しました。ケネディをスワントーンでKOした後、オートンを場外に投げ捨てて王座獲得をアピールしました。
マクマホン会長演説
サイバー・サンデーにおけるトリプルH vs ウマガは、試合形式が視聴者による投票で決められることになっています。今回は試合形式の候補のひとつ「ストリートファイト」の実演を行うとのこと。一方は“サモアン・ブルドーザー”ウマガ。対戦相手は無名の地元レスラー、アンディ・シモンズ。ここでシモンズが勝てば「ミラノの奇跡」の再現となりますが…残念ながら、一方的にやられてしまいました。
ストリートファイト・マッチ ウマガ vs アンディ・シモンズ
○ウマガ(サモアン・ドロップ・オン・ザ・チェアーからピンフォール)シモンズ×会長はフラフラになって退場しようとしているシモンズを呼び止め、「他の対戦形式も実演しよう」と「ファースト・ブラッド・マッチ」を行わせました。
ファースト・ブラッド・マッチ ウマガ vs アンディ・シモンズ
ウマガは動けないシモンズをリングに引っ張り上げると、ヘッドバット、巨ケツ葬からサモアン・スパイク乱れ打ちで喉から吐血させました。○ウマガ(流血)シモンズ×
会長は救護班を要請。しかし、案の定会長はもう一度呼び止めて、もうひとつの試合形式「スチール・ケージ・マッチ」を行わせました。
スチール・ケージ・マッチ ウマガ vs アンディ・シモンズ
ウマガは動けないシモンズを抱え上げて何度も頭から金網にぶち当てました。○ウマガ(エスケープ)シモンズ×
ジリアン・ホール vs キャンディス・ミッシェル
歌姫ジャリアンがもう一方の歌姫リリアン・ガルシアに絡みました。まとめるとこういうことです。
知り合いのジリアンがおそらく中2病。(27歳)
ブリトニー信者でミュージシャン志望・WWEディーバ・オーディションにデモテープ送りまくり。
スペイン出身で最近アルバム出した親友がいるって言ったらどうしても会わせて欲しいと懇願された。
(中略)
「アタシの歌を聴いたら多分驚くと思う。アタシの歌はR&Bとヒップホップの融合体だから、UKの人にもわかりやすいと思う。」
(と気持ち良さそうに歌い出すがジャイアンレベル。声だけでかいが音痴のうえに声質があまりに悪い。)
「どうですか、アタシの歌。アタシプロになれますか」
(親友、『プロになるということは大変だよ。音楽は趣味にとどめて普通の仕事をした方が賢い生き方だよ。』と諭す。)
「嫉妬ですか。醜いですね。」
そして「皆が理解できないスペイン語じゃなくて“ブリティッシュ”で歌うわ」と、いきなりアカペラで歌い始めました。途中でキャンディスの入場テーマが流れて中断しましたが、そのまま歌い続ければロンドン中のドブネズミが逃げ出していたものと思われます。害獣駆除にジャリアンの歌。
○キャンディス(アンプリティアー?からピンフォール)ジリアン×
ブライアン・ケンドリック vs ハイランダーズ・ローリー(マカリスター)
○ローリー(ロープの反動を利用したリバース・スープレックスからピンフォール)スパンキー×ホーンスワグル劇場
ジョナサン・コーチマンは番組中ずっと逃げ回っていたホーンスワグルを追いかけていたのですが、ようやく追いつめました。リング下に潜り込んだホーンスワグルを見ると、いつ用意していたのか分かりませんが発破の起爆装置を取り出しました。これでリング下のホーンスワグルを爆破しようというのです。しかし、起爆装置のスイッチを押しても爆発しません。訝しがってリング下に潜り込むコーチ。すると、入れ替わりにホーンスワグルがリングに上がりました。そして起爆装置を押すと、今度は爆発しました。顔を煤だらけにして這い出すコーチ。トムとジェリーかよ。
コーディ・ローデス vs ハードコア・ホーリー
○ボブ(アラバマ・スラムからピンフォール)コーディדハート・ブレイク・キッド”ショーン・マイケルズ vs ランディ・オートン
(ケネディ乱入により無効試合)ケネディとオートンでHBKを暴行していたところにジェフが乱入。しかしジェフは早々に撃退されました。オートンはRKOを狙いますが、HBKに突き飛ばされ、後ろにいたケネディに衝突してしまいました。これでケネディ場外へ。最後はオートンにHBKのスーパーキックが決まり、KO。4人が入り乱れた乱闘を最後に制したのはHBKでした。