WWEヴィンテージ・コレクション
J SPORTSでWWEの昔の映像を流す「WWEヴィンテージ・コレクション」という番組が始まりました。
http://www.jsports.co.jp/search/sys/kensaku.cgi?Genre2=0701
1988年8月 ザ・デモリッション(アックス&スマッシュ) w/z ミスター・フジ vs ロッカーズ(ショーン・マイケルズ&マーティ・ジャネッティ)
第1回のオープニングに相応しい…とは思えない、渋めの対戦カード。
1988年だとデモリッション、ストライク・フォース、ブリティッシュ・ブルドッグスあたりが王者クラスで、ロッカーズはその下くらいだったと思うのですが…。
デモリッションは、NWAで人気があったザ・ロード・ウォリアーズのパクリのようなタッグチーム。髪型からしてまんまパクリとしか言いようのないパワーズ・オブ・ペインとパクリ同士で抗争したこともあります。
アックスはマスクド・スーパースター、スマッシュはクラッシャー・クルスチェフ(ロシアンズ)として来日した経験もありました。デモリッションとしては「日米レスリングサミット」で、ジャイアント馬場&アンドレ・ザ・ジャイアント組と対戦しています。
ロッカーズは、今で言えばポール・ロンドン&ブライアン・ケンドリックのようなアイドルチームでした。というより、こちらもNWAのロックンロール・エクスプレスのパクリだったのですが。
ショーン・マイケルズは言わずと知れたショー・ストッパー。マーティは…。
○スマッシュ(アックスのロープ越しクローズラインからピンフォール)ジャネッティ×
※7/7追記:
ミスター・フジは殿堂者。山高帽にステッキ、コンニチハ、バンザイ、サヨナラの典型的ジャップでした。日系人ではありますが、日本語はほとんど話せません。
タッグ屋といえば、忘れちゃいけないハート・ファンデーション(ブレット“ヒットマン”ハート&ジム“ジ・アンビル”ナイドハート)。アンビルの娘のナタリヤが現在WWEで活躍中です。
ブレーン・バスターズ(アーン・アンダーソン&タリー・ブランチャード)もいました。何を隠そう(隠す必要もない)私はタリーの大ファンでした。タリーを見たいがために「無我」旗揚げ戦を見に行ったくらいです。藤波を相手にアメプロ臭丸出しの試合をやってのけていたのを見て私は大喜びしていましたが、明らかに場の空気には馴染んでいませんでした。藤波も何を考えてタリーのような典型的アメリカンヒールを無我という場に呼んだのでしょうか?
1999年1月 ジ・アンダーテイカー w/z ブラザー・ラブ vs “スーパーフライ”ジミー・スヌーカ
ポール・ベアラーではなくブラザー・ラブ(ブルース・プリチャード)がマネージャだった頃の映像です。
スヌーカは確かレッスルマニアでもテイカーの噛ませ犬にされていたような…。80年代前半は大人気だったのに。
今より動きがゆっくりで使う技も少ないテイカーは、今見ると違和感があります。わざとゆっくり動くのは意外に大変なのかもしれません。
この頃のテイカーを見て、誰が今のような重鎮になると予想したでしょうか?多分、本人も予想していなかったと思います。
○テイカー(ツームストーン・パイルドライバーからピンフォール)スヌーカ×
1988年10月 ワールド・レスリング・フェデレーション世界ヘビー級選手権試合 “マッチョマン”ランディ・サベージ w/z エリザベス vs アンドレ・ザ・ジャイアント w/z ボビー“ザ・ブレイン”ヒーナン
斎藤文彦さんなら「エリちゃん、若い!」と言うでしょうか。まだ清楚なイメージがあった頃のエリザベス登場です。あんな(自主規制)だったとは。だいたい、なんでルガーなんかと…。
そして当時からフサフサのサベージ。もっとフサフサのハワード・フィンケル。
入場テーマのないアンドレの入場も今見るとかえって新鮮です。日本では「ジャイアント・プレス」が有名でしたが。
1988年10月だと、ホーガンとサベージが組み、アンドレやテッド・デビアスと抗争を繰り広げていた頃です。「レッスルマニアIV」から1年掛けてサベージとホーガン、エリザベスを中心としたドラマが展開され、「レッスルマニアV」で両雄が激突することになります。更にその抗争は「サマースラム」まで引っ張られましたから、現在とは比べものにならないほどドラマの展開はゆっくりしていたわけです。
そういえばゼウスってどこに行ったのでしょうか?
(大阪にいるとか言わないように)
※7/7追記:
ゼウスの動画がありました。
YouTube - ZEUS
しょっぱいとかいうレベルを超越していますね。
試合前、ワールド・レスリング・フェデレーション会長の…ええと、ジャック・タニーだったでしょうか?もう忘れましたが、会長裁定で「各々のマネージャは自分のコーナーから離れてはいけない。レスラーの為に動いたらその場で反則を取る」というルールが追加されました。この辺のやり取りは今とそんなに変わっていませんが、今ならGMかビンスが出てくるところです。
この試合で最も驚いたシーン。
アンドレ、まさかのロープ腕がらみ失敗!!
こんなシーンを見たのは初めてです。
○サベージ(ヒーナン介入による反則)アンドレ×
1984年2月 ワールド・レスリング・フェデレーション世界ヘビー級選手権試合 ハルク・ホーガン vs “ミスター・ワンダフル”ポール・オンドーフ w/z “ラウディ”ロディ・パイパー
ホーガンとは犬猿の仲といわれるオンドーフ。というか、オンドーフが一方的にホーガンを嫌っているそうですが。サベージもホーガンを嫌っているという話ですし、やっぱりホーガンの人格に何らかの問題があるということでしょうか。
でも、ホーガンとはケージマッチですさまじい試合をやってのけていますし、その試合は今でも語り草となっています。
私はポール・オンドーフのファンでした。多くのプロレスファンには「前田明に一蹴されたしょっぱい筋肉バカ」としか認識されていないように思いますが、私はオンドーフの鋼の肉体と地味に巧いレスリングに心酔していました。いかにもアメリカンプロレスらしい立ち居振る舞いは今見ても痺れます。でも、いかにもヒールらしいヒールで相手を立てる方が向いているタイプなので、日本で受けなかったのも理解できます。
ホーガンやパイパーよりレスリングは巧いはずです。ウイリアム・リーガルもアメリカで巧いレスラーの一人に挙げているくらいですし、「レッスルマニア(I)」で俳優のミスターTを相手にバンプを取っていたのはオンドーフだったというのがそれを証明しています。当時の感覚だと素人を相手にするなんて考えられません。パイパーもオンドーフも(オートンパパも)よくそんな試合を受けたものです。
○ホーガン(カウントアウト)オンドーフ×
WCWルールならオーバー・ザ・トップロープでホーガンの反則負け。だから実質オンドーフの勝利。と無理やり擁護してみる。
2007/11/27 ECW
ケイン vs マーク・ヘンリー
○ケイン(椅子使用による反則)ヘンリー×ジェイミー・ノーブル vs ナンジオ
○ノーブル(ガット・バスターからピンフォール)ナンジオ×レイラ vs ケリー・ケリー
自分に無断でボールズ・マホーニーとデートしたケリーに対する嫌がらせとして、前日のRAWでグラマゾンと試合をさせたミズ。今回はエクストリーム・エクスポーゼの仲間、レイラと対戦することに。ケリーは前日のダメージが残っているようで、首を押さえながら入場してきました。○レイラ(ボディスラムからピンフォール)ケリー×
ボディスラムが決め技になるのを見たのは久しぶりです。
それにしても、レイラがミズをビッグ・ディック・ジョンソン責めにしたことは無かったことにされたのか?
イライジャ・バーク vs シャノン・ムーア
○バーク(イライジャ・エクスプレスからピンフォール)ムーア×追悼 ファビュラス・ムーラ
2007年11月2日、“女帝”ファビュラス・ムーラが亡くなりました。享年84。1923年生まれ。デビューは1949年。最近は実戦から遠ざかっていたとはいえ、WWEの番組には出演していましたから、この業界に50年以上も関わってきたということになります。最後に登場したのは今年の「サマースラム」でした。
1956年に世界女子王座を獲得。1983年にはワールド・レスリング・フェデレーション女子王座を獲得。
1968年には日本女子プロレス(全女ではない)で試合をしています。後に全女殿堂入りした小畑千代との試合は東京12チャンネル(現在のテレビ東京)で中継され、20%以上の視聴率を叩き出したという記録があります。
1972年、女性として初めてMSGで試合を行いました。アメリカ合衆国における女子プロレスの扱いは色物そのもので、今でもその状況はあまり変わっていないのですが、ムーラが活躍した時代においてはMSGで試合ができるほどの社会的地位があったようです。
1985年「レッスルマニア(1)」に、“女レイス”ことレイラニ・カイのマネージャとして出場。かつて販売されていた日本語版ビデオでは土居壮さんに「ムーラ婆さん」「清川虹子」「(ロープに足を引っ掛けて転んだ時に)やっぱり年だな」とひどい言われ方をされていました。ちなみに対戦相手のウェンディ・リヒターのマネージャには歌手のシンディ・ローパーが就いていました。
この時点で既に老婆だったわけですが、翌年の「レッスルマニア2」ではなんとチャンピオンとして試合に出場しています(当時62歳)。裸足のベルベット・マッキンタイアからピンフォールを奪って王座を防衛しました。
1987年、シェリー・マーテルに敗れて王座転落。その後、フルタイムでの出場はなくなりましたが、現役選手として各地の団体にスポット参戦していました。
1995年、女性として初めての殿堂入り。
RAWにはメイ・ヤングとの老婆コンビでスキット中心に出演。暴走するヤングを諌める良識派というキャラクタでした。出演頻度こそ減ったものの、今年に入ってもなお時折出演して元気な姿を見せていました。
殺しても死にそうにない妖怪ババアではありましたが、やはり生身の人間には違いなく、寄る年波には勝てなかったようです。メイ・ヤングが元気をなくさないか、それが心配です。
WWEにおける女子選手の扱いが他団体に比べて格段に良かったのは、ムーラの活躍があってこそです。ある意味、女性の社会進出の象徴のような人物でした。
ご冥福をお祈りします。
Fabulous Moolah vs Sensational Sherri-Women's title
なんとシェリー・マーテル vs ファビュラス・ムーラ、後の殿堂者同士のシングルマッチの映像がありました。悲しいかな、二人とも故人です。
ECW選手権試合 (王者)CMパンク vs ジョン・モリソン(挑戦者)
○パンク(スクールボーイによるピンフォール)モリソン×(リングサイドに来たミズが帽子を投げ入れ、それをモリソンが蹴り飛ばした隙に後ろから丸め込み)
2007/11/7 Smackdown
at グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国 ロンドン
グレート・カリ vs ケイン
○ケイン(反則)カリ×カリの反則暴走で試合が止められました。その後も暴走するカリに対し、ケインはリングベルで頭を殴って撃退。そしてリング内で火柱を上げようとしたところにECWのビッグ・ダディ・Vが乱入してきました。Vは蘇生したカリと殴り合っているケインの後ろから襲い掛かり、ゲットー・ドロップを決めました。
チャック・パランボ vs “マスターピース”クリス・マスターズ
○マスターズ(スクールボーイによるピンフォール)チャック×マット・ハーディー vs フィンレー
マット(ツイスト・オブ・フェイトからピンフォール)フィンレー×マットはこれまで褒め殺し作戦に出ていたのに、ここにきてなぜかMVPの方からマットに好意を示すようになりました。何か意図があるのでしょうか?
ドリュー・マッキンタイア w/z デイブ・テイラー vs ブライアン・メジャー
○マッキンタイア(リバースSTO?からピンフォール)ブライアン×バティスタ インタビュー
JBLがバティスタに生インタビューを敢行。サイバー・サンデーにおけるバティスタ vs アンダーテイカーの世界ヘビー級王座戦は、視聴者による投票によりレフェリーが決められます。候補者は、ミック・フォーリー、ストーンコールド・スティーブ・オースチン、JBLの3人。JBLが自分のコールを自分で始めると、観客は"Suck!"の合いの手を入れ始めました。"J!B!L!""Suck!"の大合唱。
その最中にバティスタが入場してきました。
JBLは「俺は公平に裁く。ところで、お前はテイカーに勝ったことがないな。俺にはある。お前の自伝には『テイカーと対等に渡り合えるところを示したかった』と書いてある。『倒せる』とは書いていなかった。お前に奴は倒せない」と挑発しました。
バティスタは「テイカーは怖くない。ほかの誰も」と短く反論し、すぐに帰ろうとしたのですが、JBLに「腰抜け」と挑発されて足を止めました。そして振り向きざまにスピアー一閃。
デュースン・ドミノ w/z チェリー vs ジミー・ワン・ヤン&シャノン・ムーア
○ヤン(ムーンサルトアタックからピンフォール)デュース×アンダーテイカー vs ジェイミー・ノーブル
○テイカー(ツームストーン・パイルドライバーからピンフォール)ノーブル×MVP vs レイ・ミステリオ
(フィンレー乱入により無効試合)2007/11/6 ECW
at グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国 ロンドン
オープニング
PPV「サイバー・サンデー」におけるECW王座戦は、王者CMパンクに対し3人の対戦相手候補がいます。視聴者はその中から1人を選び、投票することができます。そして最多の票を獲得した者が挑戦者となります。日本では3週遅れなので放送日にはもう終わっているわけですが。ジョン・モリソンがリングに上がり「ECW王座に挑戦するのはセクシーな俺だ」と、投票を呼びかけました。
そこにミズが割り込みました。「投票理由が元ECW王者というのなら納得だが、セクシーといえば俺だろう。挑戦者は俺だ」とアピール。
そこでモリソンが「俺よりビッグなスターはいない」と主張すると、今度はビッグ・ダディ・Vが割り込んできました。主客逆転してすっかりVの付き人になったマット・ストライカーは「ピッグといえばこの男だ」と主張。Vも「ECW王座は俺が頂く」と自分の存在をアピールしました。
そこでECW王者のCMパンクが花道に出てきました。当日、パンクは任意のパートナーと組んで、リング上の3人を相手にハンディキャップマッチを闘うことになっています。
パンクは「Vは俺を負傷させた。怪我していたとはいえ、俺に勝ったモリソンも見事だ。だが、ミズはただの嫌われ者だ。ところで今夜の試合だが、俺はお前たちと闘う。GMのエストラーダはECWのスターに限るとは言っていなかった。それでは俺のパートナーを紹介しよう」
そして現れたのは、スマックダウン所属の“ビッグ・レッド・レッキング・マシン”ケイン。
ハンディキャップマッチ CMパンク&ケイン(スマックダウン) vs ジョン・モリソン&ミズ&ビッグ・ダディ・V
モンキーフリップを腹で受け身取るとは!!やっぱりモリソンはすごい。この身のこなしはただものではありません。終盤はケインの独り舞台。ツボにはまった時の爆発力はすさまじいものがあります。3人を相手に大立ち回りで圧倒的な存在感を見せました。しかし、この試合はパンクの対戦相手候補の顔見せだったはずですが…。
バックステージでミズとモリソンが喧嘩。モリソンは「お前が負けたせいで票が減るかもしれない。今夜もう一度俺と闘え」と要求。ミズは一旦「ケインにやられたばかりで闘えるか!」と断ったのですが、その直後にミズの左フックがモリソンのアゴを捉えました。そして対戦を受諾。
その間、ミズのいない隙を見てケリーがボールズ・マホーニーをデートに誘い、どこかに行ってしまいました。
イライジャ・バーク&ナンジオ vs ジェシー&フェスタス(スマックダウン)
○ジェシー(合体ダイビングショルダーブロックからピンフォール)ナンジオ×ミズ vs ジョン・モリソン
(V乱入により無効試合)ワンパターン
2日連続でやるか?
2007/11/5 RAW
at グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国 ロンドン
オープニング
イングランド出身のRAWゼネラルマネージャ、ウィリアム・リーガルの演説。ロンドンっ子に「リーガル!」コールで迎えられ、リーガルは珍しく上機嫌です。PPV「サイバー・サンデー」を控え、WWE王者ランディ・オートンは「挑戦者は視聴者の投票によって決められる。だからその参考になるよう、挑戦者候補のジェフ・ハーディー、ミスター・ケネディ、ショーン・マイケルズをトリプルスレットで対戦させろ」と要求しました。しかし、リーガルはそれを逆手に取って「オートンに候補者3人とそれぞれシングルマッチをやってもらう」と、オートンに過酷な三連戦を行わせました。
ジェフ・ハーディー vs ランディ・オートン
○オートン(RKOからピンフォール)ジェフ×※スワントーンを狙ったジェフをケネディが牽制し、その隙にオートンが撃墜、その後RKO
サンティーノ・マレラ w/z マリア vs バル・ビーナス
マレラがイタリア語で挨拶して軽くブーイング。その後イタリア語訛りで英国をこき下ろすも反応は鈍く、嫌われてすらいないという小物ぶりを露呈しました。○マレラ(ロープ掴み式エビ固めによるピンフォール)バル×
GM執務室にて
リーガルと会長との会話。リーガルは美しい英語で「トリプルエイチ」を「トリプルヘイチ」、「ウマガ」を「ウマンガ」と発音します。ミスター・ケネディ vs ランディ・オートン
(ジェフ乱入により無効試合)先ほどの報復にジェフが乱入して試合をぶち壊しました。ケネディをスワントーンでKOした後、オートンを場外に投げ捨てて王座獲得をアピールしました。
マクマホン会長演説
サイバー・サンデーにおけるトリプルH vs ウマガは、試合形式が視聴者による投票で決められることになっています。今回は試合形式の候補のひとつ「ストリートファイト」の実演を行うとのこと。一方は“サモアン・ブルドーザー”ウマガ。対戦相手は無名の地元レスラー、アンディ・シモンズ。ここでシモンズが勝てば「ミラノの奇跡」の再現となりますが…残念ながら、一方的にやられてしまいました。
ストリートファイト・マッチ ウマガ vs アンディ・シモンズ
○ウマガ(サモアン・ドロップ・オン・ザ・チェアーからピンフォール)シモンズ×会長はフラフラになって退場しようとしているシモンズを呼び止め、「他の対戦形式も実演しよう」と「ファースト・ブラッド・マッチ」を行わせました。
ファースト・ブラッド・マッチ ウマガ vs アンディ・シモンズ
ウマガは動けないシモンズをリングに引っ張り上げると、ヘッドバット、巨ケツ葬からサモアン・スパイク乱れ打ちで喉から吐血させました。○ウマガ(流血)シモンズ×
会長は救護班を要請。しかし、案の定会長はもう一度呼び止めて、もうひとつの試合形式「スチール・ケージ・マッチ」を行わせました。
スチール・ケージ・マッチ ウマガ vs アンディ・シモンズ
ウマガは動けないシモンズを抱え上げて何度も頭から金網にぶち当てました。○ウマガ(エスケープ)シモンズ×
ジリアン・ホール vs キャンディス・ミッシェル
歌姫ジャリアンがもう一方の歌姫リリアン・ガルシアに絡みました。まとめるとこういうことです。
知り合いのジリアンがおそらく中2病。(27歳)
ブリトニー信者でミュージシャン志望・WWEディーバ・オーディションにデモテープ送りまくり。
スペイン出身で最近アルバム出した親友がいるって言ったらどうしても会わせて欲しいと懇願された。
(中略)
「アタシの歌を聴いたら多分驚くと思う。アタシの歌はR&Bとヒップホップの融合体だから、UKの人にもわかりやすいと思う。」
(と気持ち良さそうに歌い出すがジャイアンレベル。声だけでかいが音痴のうえに声質があまりに悪い。)
「どうですか、アタシの歌。アタシプロになれますか」
(親友、『プロになるということは大変だよ。音楽は趣味にとどめて普通の仕事をした方が賢い生き方だよ。』と諭す。)
「嫉妬ですか。醜いですね。」
そして「皆が理解できないスペイン語じゃなくて“ブリティッシュ”で歌うわ」と、いきなりアカペラで歌い始めました。途中でキャンディスの入場テーマが流れて中断しましたが、そのまま歌い続ければロンドン中のドブネズミが逃げ出していたものと思われます。害獣駆除にジャリアンの歌。
○キャンディス(アンプリティアー?からピンフォール)ジリアン×
ブライアン・ケンドリック vs ハイランダーズ・ローリー(マカリスター)
○ローリー(ロープの反動を利用したリバース・スープレックスからピンフォール)スパンキー×ホーンスワグル劇場
ジョナサン・コーチマンは番組中ずっと逃げ回っていたホーンスワグルを追いかけていたのですが、ようやく追いつめました。リング下に潜り込んだホーンスワグルを見ると、いつ用意していたのか分かりませんが発破の起爆装置を取り出しました。これでリング下のホーンスワグルを爆破しようというのです。しかし、起爆装置のスイッチを押しても爆発しません。訝しがってリング下に潜り込むコーチ。すると、入れ替わりにホーンスワグルがリングに上がりました。そして起爆装置を押すと、今度は爆発しました。顔を煤だらけにして這い出すコーチ。トムとジェリーかよ。
コーディ・ローデス vs ハードコア・ホーリー
○ボブ(アラバマ・スラムからピンフォール)コーディדハート・ブレイク・キッド”ショーン・マイケルズ vs ランディ・オートン
(ケネディ乱入により無効試合)ケネディとオートンでHBKを暴行していたところにジェフが乱入。しかしジェフは早々に撃退されました。オートンはRKOを狙いますが、HBKに突き飛ばされ、後ろにいたケネディに衝突してしまいました。これでケネディ場外へ。最後はオートンにHBKのスーパーキックが決まり、KO。4人が入り乱れた乱闘を最後に制したのはHBKでした。
2007/10/24 Smackdown
at オハイオ州デイトン
バティスタ演説
バティスタはPPV「ノー・マーシー」において、グレート・カリと対戦します。試合形式は「パンジャーブ・プリズン・マッチ」。…大丈夫か?この二人で
昨年の「グレート・アメリカン・バッシュ」ではアンダーテイカーとカリがこのルールで対戦する予定になっていたのですが、同時期WWEを襲った肝炎騒動(オートンパパの肝炎が発覚して感染が疑われた数名が数週間欠場する羽目になった)に巻き込まれてカリが欠場することになり、代わりにビッグショーが出場しました。試合内容はひどいもので、「先の尖った二重の柵に囲まれ、開門時間制限付きの出入口以外からは脱出不可能」という仕掛けが意味を成さない、グダグダの試合となりました。変則試合を得意とするアンダーテイカーと器用なビッグショーの対戦でもあんな有様だったのに、この二人にまともな試合ができるのでしょうか?
チャック・パランボ vs ジョバー
○チャック(フルスロットルからピンフォール)ジョバー×試合後、クリス・マスターズが乱入。チャックにマスターズロックを極め、失神に追い込みました。
ジミー・ワン・ヤン vs ジェイミー・ノーブル
○ノーブル(ガット・バスターからピンフォール)ヤン×プッシュアップ・コンテスト
タッグ王座の防衛戦前になぜかMVPとマットがプッシュアップ・コンテストをすることに。○MVP(腕払い)マット×
WWEタッグ選手権試合 (王者)MVP&マット・ハーディー vs デュースン・ドミノ
○マット(MVPのローブロー→マットのツイスト・オブ・フェイトからピンフォール)ドミノ×二人で花道を引き上げていると、突然入場ゲートのところに火柱が上がり、ケインが入場してきました。それを見たMVPは泡を食って逃げ出してしまいました。
しかしケインはMVPを襲おうとしたわけではなく、次の試合の為に出てきただけのようです。
ケイン vs ケニー・ダイクストラ
○ケイン(チョークスラムからピンフォール)ケニー×ジェシー&フェスタス vs ジョバー1号&2号
B級臭をプンプンさせながら長い間煽りだけやっていたジェシー&フェスタスのデビュー戦。○フェスタス(ピンフォール)ジョバー×
このキャラクタはやっぱり失敗だ。
フェスタスの変身が無意味すぎる。
レイ・ミステリオ vs グレート・カリ
まさに大人と子供の対戦。ミステリオが手をバタバタしながら抵抗している様子はまるで池乃めだかのようでした。(フィンレー乱入による無効試合)
二人がかりで襲われて絶体絶命のミステリオ。それを救ったのは、PPVでカリと闘うバティスタでした。フィンレーは棍棒で反撃しようとするもスパインバスター一発で片付けられ、その後はカリとバティスタの乱闘に。カリは椅子で殴られると、バティスタを睨みつけながら引き上げていきました。
2007/10/23 ECW
at オハイオ州デイトン
マクマホン会長 演説
前回のRAWの試合中にジョン・シナが負傷したそうです。右大胸筋断裂で手術が必要、半年から1年欠場するとのこと。怪我の原因はヒップトスの受け損ないだったようです。うちで録画したものは消してしまったのでYouTubeで確認しました。
Mr. Kennedy vs. John Cena
3:20に右腕を気にしている様子が見られますので、どうやら2:44からのリープフロッグ→ヒップトス→アームドラッグ→アームロックの流れの途中で痛めたようです。そして4:05のブルドッグを境に完全に右腕が死んでしまっています。あとはほとんど一方的に受け続け、最後に唐突にSTF-Uを極めて強引に試合を終わらせています。そのSTF-Uも右腕は添えているだけでした。
ここで「オートンがシナを鉄階段に叩きつけようとしたとき、シナはわざと立ち上がらずに投げられるのを回避しました」と書いたのですが、どうやら本気で立ち上がれなかったようです。
私の思い違いでした。どうもすみませんでした。
いくら私がシナ嫌いで見たくないと思っていても、負傷による長期欠場ではさすがに喜べません。しかし、DDPの言葉を借りれば「それは悪いことじゃない。むしろ良いことだ」
欠場期間中にレスリングスタイルを見直し、まともな試合が見せられるになるよう有意義に過ごしてもらいたいものです。そして、復帰後には素晴らしい試合ができるようになっていてもらいたいと思います。
その後、会長は「シナの持つWWE王座は空位とし、PPV『ノー・マーシー』で王者決定戦を行う」とアナウンスしました。
CMパンク vs マイク・ノックス
○パンク(GTSからピンフォール)ノックス×ボールズ・マホーニー 演説
前週、マホーニーはケリー・ケリーをデートに誘いました。しかし、ケリーが返事する前にミズがマホーニーを殴り倒した為、まだ答えは聞き出せていません。マホーニーはケリーを呼び出し、その意志を訊ねました。ケリーの返事は「イエス」。
ところが、ここでミズとレイラ、ブルックが割り込んできました。
ミズはケリーに「俺と一緒に行こう」と二人の仲を引き裂こうとしたのですが、マホーニーに殴られてリング下に降りました。
するとミズは「俺はエクストリーム・エクスポーゼと専属契約を結んでいる。俺の元に来ないのならお前はエクスポーゼから脱会、そしてECWからも追放だ」と、契約を持ち出して強引にマホーニーの元から連れ去りました。
ECW王座 #1コンテンダー決定戦 トミー・ドリーマー vs イライジャ・バーク
○ドリーマー(DDTからピンフォール)バーク×試合後、GMのアルマンド・エストラーダが姿を現し「ドリーマーにはもう一人の挑戦者候補と闘ってもらう」と、2試合目を強要しました。
ECW王座挑戦者決定戦 トミー・ドリーマー vs ビッグ・ダディ・V
○V(エルボードロップからピンフォール)ドリーマー×※VのECW王座挑戦が決定